五月病かも?早めのストレス対策が大切!【後編・中医薬膳学】

5月病対策には、さわやかで香りのよい柑橘類がオススメ♪

前回に引き続き五月病について、中医薬膳学の観点から、お話させていただきます。

前回は、心理学の観点からお話しました!

 

今回は何を食べればいいの?という疑問にもお答えいたします(^^)

 


【中医薬膳学】
中医学では、主訴(五月病)以外にも
個々のココロとカラダのトータルバランスを考察していきます(整体観念といいます)。

・季節
・陰陽バランス
・性別
・年齢
・舌診
【医師の方は、もちろん四診を行いますね!(四診:望・聞・問・切診)】

たとえば、【季節】


GW前後であるなら、暦上は「夏」といえども、
まだまだ春の影響を強くうけるので、臓腑でいうと「肝」を考えます。

肝は、血を貯蔵するところ(蔵血)であり、気の動きを調節しスムーズにしながら、
感情のコントロールするところ。

特に、女性は月経や出産で血が足りなくなり蔵血の働きが上手く出来ないため
男性よりも、肝の影響を受けやすいと考えられています。
月経や貧血気味の時など、イライラしたりするのも
血が足りないので、肝が上手く働いていないと考えます。

そうすると、気の動きをコントロールできず気の流れが停滞してしまい、
同時に、血の巡りも滞るようになってしまうと、考えられています(気血同行:気と血は一緒に動く)。

その結果、下記の不調サインが現れます。

・うつっぽい
・イライラする
・休んでも疲れがとれない
・眠れない、睡眠の質がよくない
・(女性の場合)PMSなどの症状が強い

また、ストレスを上手く発散できず、悶々とした状態が続くと、
肝の機能が亢進した状態となり、体内に熱(内熱)が生じ、炎
のぼせや頭痛・肩こりなどを引き起こすと、いわれています。

こういったときにオススメの食材は
・柑橘類などの香りの良いもの
・ひんやり、熱を和らげてくれるもの
です。

具体的には、今の時期だと
(柑橘類)すだち、カボス、橙(ダイダイ)ライム、レモンピール、オレンジ、グレープフルーツ
(葉・花類など)ミント、セリ、マイカイカ(バラの蕾)、ジャスミン、金針菜、麦芽
となります。

また、イライラのし過ぎで、頭に血がのぼり過ぎると
「脾」と「胃」(消化器系)の働きも悪くなってくると考えられています。

これからの梅雨の時期は、脾胃が季節の影響を最も受けるので
しっかりとサポートすることが大切です。

脾の大切な働きの一つに、「運化を司る」とあります。

運化とは、食べ物を消化・営養し、水の代謝をコントロールすることです。

肝の調子が狂うと、脾にも悪影響を及ぼし、水の代謝がうまく出来なくなるため
・浮腫み
・食欲不振
・胃もたれ
・軟便
などの不調が出てくるようになります。

また、思い悩み過ぎて鬱々を長引かせる脾の機能を低下させる、と考えられています。

脾の調子を整え、鬱々の解消には
(A)海苔や昆布などの海藻類
(B)上記の柑橘類(特に未成熟果皮のもの)
(C)はと麦や豆類
ABCの組合せが、脾胃のサポートにはおすすめです。

また、不安感が強く
・焦燥感
・良く眠れない
・心臓がドキドキ・バクバクする(動悸)
などがあるときは、
脾胃の働き以外に、心(シン)の機能にも
問題があると考えられます。

心には、精神の「神(シン)」が宿ると云われ、
・憂鬱感が続きすぎたり
・情緒過敏すぎる
と、神が出て行ってしまい、精神不安定になるといわれています。

心の機能が問題だとすれば、黄帝内経の中で
「心病めば、麦を食うべし」
と記載されているように、これらの食材がオススメです!

・小麦類(うどん、パン、パスタなど)
・リコリス(=甘草)
・ナツメ など

ただし、甘味は摂り過ぎると浮腫みにつながるので、
リコリスとナツメの量はほどほどに。

それぞれの不調サインに当てはまるもの、
おススメの食材など是非ご参考にされてみてくださいね(^^)

もちろん、リラックスして
ココロが喜ぶ活動・運動も大切ですよ~!